IoT時代に、本当に必要とされる人材とは?
- 2019/09/30
- 23:00
ほのぼの経営論
「IoT時代に、本当に必要とされる人材とは?」
昨年(2018年)、AI技術の進展により現在の仕事の半数がAIへ取って変わられ、それら職種の人間は皆失業する、という論文が発表され、世界中に衝撃を与えました。
こうした中、AIやIoT化技術の牽引役と期待される「高度IT人材」は、大手IT企業から引っ張りだこです。高度なITスキルを持つ人材なら、数千万の年俸を払ってでも採用したいと公言する企業すらあります。
多くの日本企業でも、人手不足や働き方改革の要請から、近い将来IoTやAIによる自動化が急務になる、と問題意識を持っていることと思います。
しかしその一方で、AIやIoT化は思うように進展していないとも言われています。いざIot化を推進しようとしても、何からどう手をつけていいかわからないという企業は多いのが実態です。2019年度版中小企業白書によれば、IoTを導入していない企業が導入しない理由として、企業規模に関わらず最も多いのが、「導入後のビジネスモデルが不明瞭」という回答でした。
AIやIoT化というと、高価な市販パッケージを導入するという発想になりやすいものです。しかし、導入してみたものの自社業務のやり方とマッチしなかったり融通が利かなかったり等、期待した導入効果が得られないケースも多いといいます。汎用の市販パッケージには限界があるのです。
しかし、その一方で小規模でもAIやIoT化を積極的に邁進し、成果を上げつつある企業は存在しています。
そうした企業に共通するのは、自社でシステム開発からチャレンジする社員がいることです。当然ながらこうした人材は、必ずしも「高度IT人材」ではありません。普通の社員、いわゆる「ノンプログラマー」なのです。高度なITスキルは無いかもしれませんが、現場のニーズを熟知しているからIoT導入の目的意識が高いのです。
市販システムを購入する資金力が無いから自社で開発する
↓
自社開発するから自社のニーズに特化出来る
↓
自社開発するからカスタマイズも自由自在である
↓
そして何より自社開発するから開発に携わった社員が成長する
「高度IT人材」のようなスーパースターばかりがもてはやされる昨今ですが、IoT時代に本当に必要とされる人材というのは、実はこうした、自らチャレンジしヤル気に溢れた「普通の社員」なのではないでしょうか。
そして経営者に求められるのは、こうした社員の背中を押すような社風を醸成することかもしれません。

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昨年(2018年)、AI技術の進展により現在の仕事の半数がAIへ取って変わられ、それら職種の人間は皆失業する、という論文が発表され、世界中に衝撃を与えました。
こうした中、AIやIoT化技術の牽引役と期待される「高度IT人材」は、大手IT企業から引っ張りだこです。高度なITスキルを持つ人材なら、数千万の年俸を払ってでも採用したいと公言する企業すらあります。
多くの日本企業でも、人手不足や働き方改革の要請から、近い将来IoTやAIによる自動化が急務になる、と問題意識を持っていることと思います。
しかしその一方で、AIやIoT化は思うように進展していないとも言われています。いざIot化を推進しようとしても、何からどう手をつけていいかわからないという企業は多いのが実態です。2019年度版中小企業白書によれば、IoTを導入していない企業が導入しない理由として、企業規模に関わらず最も多いのが、「導入後のビジネスモデルが不明瞭」という回答でした。
AIやIoT化というと、高価な市販パッケージを導入するという発想になりやすいものです。しかし、導入してみたものの自社業務のやり方とマッチしなかったり融通が利かなかったり等、期待した導入効果が得られないケースも多いといいます。汎用の市販パッケージには限界があるのです。
しかし、その一方で小規模でもAIやIoT化を積極的に邁進し、成果を上げつつある企業は存在しています。
そうした企業に共通するのは、自社でシステム開発からチャレンジする社員がいることです。当然ながらこうした人材は、必ずしも「高度IT人材」ではありません。普通の社員、いわゆる「ノンプログラマー」なのです。高度なITスキルは無いかもしれませんが、現場のニーズを熟知しているからIoT導入の目的意識が高いのです。
市販システムを購入する資金力が無いから自社で開発する
↓
自社開発するから自社のニーズに特化出来る
↓
自社開発するからカスタマイズも自由自在である
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そして何より自社開発するから開発に携わった社員が成長する
「高度IT人材」のようなスーパースターばかりがもてはやされる昨今ですが、IoT時代に本当に必要とされる人材というのは、実はこうした、自らチャレンジしヤル気に溢れた「普通の社員」なのではないでしょうか。
そして経営者に求められるのは、こうした社員の背中を押すような社風を醸成することかもしれません。

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